2010年1月12日
アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空、
キャセイパシフィック航空およびワンワールドアライアンス
日本航空へ総額20億ドル相当の事業提携効果を提供
日本航空と旅行者、日本国民に様々な便益をもたらす計画を提案
東京発‐ アメリカン航空は、同じくワンワールド(oneworld®)アライアンス創設メンバーであるブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空およびキャセイパシフィック航空と共に、日本航空に今後3年間で20億ドル相当の事業提携効果をもたらす提案をまとめました。これは、日本航空の将来にとって最善の方策を提供すると共に、日本の政府と納税者へのリスクを最小限に抑えながら旅行者の便益を最大化するものです。
この広範で、強化された事業提案は、日本政府主導の包括的な日本航空の再建計画で重要な役割を果たすと考えています。この提案には、航空産業で評価の高い航空会社11社が加盟するワンワールドの主要パートナーの1社として、日本航空が引き続き存在することが含まれています。
さらにこの提案には、再建計画を成功に導いた実績のあるパートナーのガイダンスやノウハウを、要望に応じて、日本航空に提供することも含まれます。
アメリカン航空財務・企画担当執行副社長兼 最高財務責任者(CFO)のトム・ホートン(Tom Horton)は、次のように述べています。「この提案には、日本航空にとって卓越したコミットメントが明示されています。今後数週間以上にわたりに議論を進めていく中で、日本航空に最も必要とされる安定性と確実性を実現します。またこの提案は、日本航空とその従業員、顧客、日本政府、日本の納税者にとって最善の便益をもたらすと信じています。この提案は、リスクを低減させながら、日本航空に長期的な最大の価値を提供します。」
1:アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、およびカンタス航空との20億ドル相当の事業提携効果
広範なこの提案の一番には、日本航空とアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、およびカンタス航空との事業提携関係の強化が挙げられます。この3社による20億ドル相当の事業提携効果は、今後3年間にわたって実現されます。この中には、日本航空がワンワールドを通じて現在、獲得している収益の継続による15億ドル、アメリカン航空が保証する収益の増分3億ドル、およびブリティッシュ・エアウェイズによる収益の増分2億ドルが含まれます。
「ワンワールドの創設メンバーでもあるブリティッシュ・エアウェイズとカンタス航空の2社が、アメリカン航空と共に日本航空との提携強化による支援に加わったことを、大変喜ばしく思っています」とホートンは述べています。
アメリカン航空はすでに日本航空に対して、日米間の独占禁止法適用除外(ATI)の申請を提案しており、強力なネットワークとATI 取得能力を持つアメリカン航空が日本航空にとって最善の選択肢であると確信しています。このATIとアメリカン航空との共同事業に基づき、日本航空は年間1億ドルと推定される収益拡大を実現することができます。さらにこの提案の一環として、アメリカン航空は共同事業の最初の3年間について、年間1億ドルの新規収益を保証しています。
英国最大の航空会社であるブリティッシュ・エアウェイズも、日本航空との間で一連の提携強化を提案しており、日本航空に3年間で約2億ドルの新規収益をもたらすと見込んでいます。ブリティッシュ・エアウェイズによる提案のうち最も重要な項目は、日本航空との共同事業の提案です。規制当局の認可を前提に、2011年4月から、日本航空にとって長期的な真の価値となる収益の共有機会の増大が可能になります。この共同事業の一環として、ブリティッシュ・エアウェイズはロンドンのヒースロー空港と東京の羽田国際空港間の新路線就航の実現を目指します。
ブリティッシュ・エアウェイズの投資部門ディレクター、ロジャー・メイナード(Roger Maynard)は次のように述べています。「ブリティッシュ・エアウェイズは、ワンワールドアライアンスの一員である日本航空の再生を全面的に支援します。ロンドンは欧州の最も優良な渡航地であり、日本航空の欧州戦略で中心に置かれるべきものと考えます。」
今年4月から、日本航空とのヒースロー空港発欧州行きのコードシェア便運航先を2倍以上に増やし、乗り継ぎ回数の少ないシームレスな旅行機会を増大させる予定です。「これにより、乗り継ぎがさらに便利になり、ヒースロー空港到着後にブリティッシュ・エアウェイズが運航するフライトに乗り継ぐ顧客の旅行をさらに快適なものとすることが可能になります」とメイナードは述べています。
ブリティッシュ・エアウェイズは2010年11月から成田国際空港での業務をターミナル1からターミナル2に移し、成田以遠便への乗り継ぎを改善する予定です。
カンタス航空も日本航空への支援を強化しています。カンタス航空の本社統括グループ・エグゼクティブ、ロブ・ガーニー(Rob Gurney)は次のように述べています。「カンタス航空は2つのブランドを利用した格安航空会社の事業戦略のノウハウ提供を申し入れています。2つのブランドを利用したカンタス航空の戦略は規模やネットワーク、乗客の獲得の面で強みとなり、世界的な景気低迷の課題にも対応することができました。カンタス・グループはすでに、オーストラリアと日本の間でこのモデルを成功させています」とガーニーは述べています。
「日本航空およびワンワールドとの長年の提携に基づき、カンタス航空は日本航空の長期的な計画実行と成功に向けて協力します」とガーニーは付け加えました。
2:航空会社の事業再建に関わる革新的なノウハウと指導力
航空業界で83年にわたる歴史を持つアメリカン航空は、機材計画やネットワーク分析、財務予測、売上管理、およびメンテナンス業務などの分野で、日本航空に直接的な支援と協力を提供する用意があります。
2003年に自社の再建計画(Turnaround Plan)を導入以来、アメリカン航空は上記の分野におけるコスト削減プログラムと構造的改善の導入により約60億ドルを削減し、日本航空が現在直面している問題も含め、数多くの課題に対処することができました。またTPG も、航空および旅行産業で多くの成功例を有し、要望に応じて、そのノウハウを日本航空に提供する用意があります。
「我々の提案は、日本航空にもうひとつの極めて重要な価値をもたらします。もし要望があれば、複雑な事業再建のプロセスについて日本航空を支援できるパートナー各社のノウハウを提供できる点です」とホートンは述べています。
今回のトータルバリューの強化提案の概要は、前原誠司国土交通大臣、株式会社企業再生支援機構の西澤宏繁代表取締役社長と瀬戸英雄企業再生支援委員長に届けた書簡に記されています。
さらにアメリカン航空とパートナー各社は、要望があり、かつ適切と見なされる場合、日本航空に対し、アメリカン航空/ワンワールドおよびTPG が従来の提案に3億ドル増額した14億ドル超の出資を行う財政的な提案をまとめました。この総額のうち、最大約3億ドルはアメリカン航空とワンワールドから拠出されます。
3:キャセイパシフィック航空、カンタス航空、および日本航空はアジア市場の基盤となる独自のハブを構成
香港をハブとするキャセイパシフィック航空は、日本航空がワンワールドのメンバーとして存在することが、戦略的に重要であり、かつ急速な成長を遂げているアジア市場で強力なプレゼンスを発揮するうえで不可欠であると考えています。
キャセイパシフィック航空日本支社長であるサイモン・ラージ(Simon Large)は次のように述べています。「法人顧客は世界で最も重要な市場へのアクセスを求めており、日本航空の東京ハブと羽田の両施設は顧客が日本、香港、およびオーストラリアの主要ビジネスセンター都市を行き交ううえで極めて重要です。」
「ワンワールドによる提案は日本の納税者の負担を最小限に抑え、航空サービスと健全な競争を改善し、また日本航空が長期にわたってワールドクラスのグローバルな航空会社として繁栄することを可能にするものであると確信しています」とホートンは述べています。
ブリティッシュ・エアウェイズについて
ブリティッシュ・エアウェイズは世界75カ国、150都市以上に広範囲なネットワークを持つ航空会社です。世界有数の規模を誇る航空会社として、年間3,600万人の方にご利用いただき、就航以来12億人以上の方に選ばれています。2009年8月に就航90周年を、日本では今年就航62周年を迎え、現在、成田・ロンドン間を週7便運航しています。
ブリティッシュ・エアウェイズはロンドン・ヒースロー空港のターミナル5、ターミナル3から発着します。日本路線が利用する最新技術を駆使したブリティッシュ・エアウェイズ専用のターミナル5は、年間3,000万
人の方にご利用いただける規模を誇ります。ブリティッシュ・エアウェイズに関する詳しい情報はba.com/japanをご覧ください。
カンタス航空について
カンタス航空は世界で2番目に歴史のある航空会社です。カンタス航空はクイーンズランド州で1920年に設立され、オーストラリア最大の国内および国際航空会社であると共に、オーストラリアからの北米および欧州便を開拓した世界をリードする長距離航空会社のひとつとして運航しています。同社の互いに補完的な位置付けにあるカンタスとジェットスターの2つのブランドは、規模、ネットワーク、および乗客の獲得の面でカンタスグループに他にはない強みを与えています。
カンタスグループは約35,000人を雇用し、(コードシェア便によるカバー範囲を含めて)オーストラリア、アジア太平洋地域、南北アメリカ、欧州、およびアフリカの41か国の163の目的地を結んでいます。オーストラリア国内ではカンタス、QantasLink、およびジェットスターが毎週5,200を超える便により、すべての州と本土テリトリーの58の都市と地域を結んでいます。カンタスグループはボーイング747、767、737、および717型機、エアバスA380、A330、およびA320型機、ボンバルディアDash 8およびボンバルディアQ400型機から構成された機材を運用しています。
カンタス航空はワンワールドアライアンスの創立メンバーです。
キャセイパシフィック航空について
香港に運航拠点を構えるキャセイパシフィック航空は、現在120機以上の航空機を保有しており、アジアをはじめ北米、オーストラリア、欧州、アフリカ各地域のおよそ120都市へとネットワークを拡げる国際的な航空会社。香港株式市場に上場しており、主要株主はスワイヤー・パシフィック社と中国国際航空で構成されています。またキャセイパシフィック航空は香港ドラゴン航空の全株式、さらに貨物航空会社であるエアー・ホンコンの株式の一部を保有するなど、世界をリードする国際航空輸送拠点としての香港の発展のために様々な投資を続けています。同航空は航空アライアンスであるワンワールドの創立メンバーでもあります。